愛知健康セミナー

“愛知健康セミナー”報告書

一般社団法人Sakura Network Japan
代表理事 坪井 一哉

1.はじめに

1.はじめに

私たちは、ライソゾーム病を中心とする希少疾病の治療と診断および認知度向上に関する疾患の啓発および患者支援、そして、患者と医療、社会をつなぐネットワークとして、全国の高校、大学、看護学校など様々な教育機関や企業などを対象に“健康セミナー”を開催しています。

今回、2018年と2019年に三井住友銀行SMBCパーク栄にて、難病「ライソゾーム病」の患者支援および疾患啓発を行うためのイベントを開催しました。本イベントは、9月22日「ライソゾーム病の日」にあわせて開催し、会場が満席となる約100人の方々が参加されました。

本事業が、今後もライソゾーム病の疾患啓発と患者さんの支援、および、希少疾患を持って生まれてくる子どもたちの未来を少しでも明るいものにするとともに、その長きにわたる治療期間への励ましになることを願っています。

2.イベントの概要

日時愛知健康セミナー20182018年9月22日
愛知健康セミナー2019
2019年9月21日
会場
三井住友銀行SMBCパーク栄
プログラム
愛知健康セミナー2018

  • 生活を豊かにする睡眠とは

    山本浩志 (名古屋セントラル病院 ライソゾーム病センター・耳鼻咽喉科)

    健康を維持する上で睡眠は重要です。そして、正しい睡眠は生活を豊かにします。今回、皆さんと一緒に生活を豊かにする睡眠について考えてみましょう。

  • 偉人たちのカルテ
    伊藤公人 (大同病院 血液・化学療法内科)
    徳川家康、夏目漱石、アインシュタインなど偉人たちの病気について考えたことはありませんか? 今回、皆さんと一緒に多くの偉人たちのカルテをこっそり見てみましょう。秘密ですよ。


  • 難病患者支援 シルバーウイング活動について
    坪井一哉 (名古屋セントラル病院 ライソゾーム病センター・血液内科)
    “シルバーウイング”は、ライソゾーム病の疾患啓発・患者支援の活動です。今回、素敵なピンバッジを無料でお配りします。2018年秋の新作です。ご期待ください。

愛知健康セミナー2019


  • 花粉症とアレルギー性鼻炎のおはなし
    山本浩志 (名古屋セントラル病院 ライソゾーム病センター・耳鼻咽喉科)
    みなさん、今年の春は鼻の症状いかがでしたか? 日本人の4人に1人はスギ花粉症だと言われています。これは、スギ林の多い日本独特の風土にあります。それでは、なぜ我々は花粉に反応してしまうのでしょうか? 症状を少しでも軽くする治療はないものでしょうか? そんな疑問にお答えできるようにアレルギーの起こる機序や治療法にて講演していただいた。

  • 偉人たちのカルテ 徳川将軍編~家康から慶喜まで~
    伊藤公人 (大同病院 血液・化学療法内科)
    偉人たちも病を患い悩みます。たとえそれが徳川の将軍という時の最高権力者であっても・・。今回は徳川将軍15代のカルテを御紹介し、「病気との付き合い方」についても皆様と一緒に考えてみようと思います。

  • ライソゾーム病の疾患啓発・シルバーウイング活動について
    坪井一哉 (名古屋セントラル病院 ライソゾーム病センター・血液内科)
    “シルバーウイング”は、ライソゾーム病の疾患啓発・患者支援の活動です。素敵なピンバッジを講演会会場にて無料で配布しました。

イベント風景
イベント風景
イベント風景

3.まとめ

“愛知健康セミナー”は、ライソゾーム病などの希少性難病を中心に疾患の啓発を行うと共に、特別講演として一般的な疾患や耳鼻科疾患などの医療のトピックスを加えて構成し、さまざまな教育機関や企業との連携に応じて柔軟に対応しています。
すべて事前登録制で参加人数が限られていたものの、会場が満席となる約100人もの多くの方々が参加されました。
ライソゾーム病は希少難病であるため、第一に病気を知ってもらい、さらに正しく理解してもらうことが重要でと考えられました。
今後も各種のイベントを通して、多くの方に“ライソゾーム病”を知ってもらうさまざまな企画を予定しています。
お楽しみに。

【主催】一般社団法人 Sakura Network Japan
【共催】三井住友銀行 SMBCパーク栄